扇風機を出すのはまだ早い。毎年そう思っているのに、五月の半ばで毎年負ける。今年も負けた。気づいたら楽天の検索窓に「冷風」と打ち込んでいて、自分で少し笑った。暑いと感じる前に、体より先に指が動いている。
まず迷いを減らす
今日見るなら、この3つから
急上昇の中でも、使う場面がすぐ浮かぶものだけを先に並べた。
一万円を切ると、急に手が伸びる
最初に目に留まったのは、保冷剤で-20℃まで冷えるという業務用っぽい冷風機。17,999円が、クーポンで9,999円になるらしい。1万円を切ると途端に手が伸びる、あの心理が私にも普通にある。ただ5.0点と満点でも、件数は14件だけ。母数が少ないと点は動きやすい。惹かれてはいる。でもまだカートで止めてある。
派手じゃない方を、最後に信用する
次に冷静さを取り戻して見たのが、シャープの衣類乾燥除湿機。18,780円、レビュー234件で4.49点。派手さはないけれど、この地味さがむしろ信用できる。部屋干しが臭う梅雨の絶望を一度でも味わうと、除湿機は「あったら便利」から「ないと無理」に格上げされる。涼しさより、来月の洗濯物のためのお守りに近い。
数字に、軽く言葉を奪われた
いちばん手が止まったのは、家電と呼んでいいか微妙な浄水ポットの交換カートリッジ。5,280円。なのにレビューが7,473件で4.84点。これを見たとき、軽く言葉に詰まった。平均が高いというより、満足が積み上がって平均を押し上げている。PFAS、有機フッ素化合物を23項目除去と書かれていて、ニュースで聞いた言葉が急に自分ごとになった。(→実物はこちら)
見られる側に回りたい夜
最後に、ほぼ衝動でカゴに入れたのが携帯扇風機。冷却プレートが-25℃まで冷えて、3,980円が先着でクーポン2,780円。8,455件で4.45点。通勤電車で首の後ろに当てている人を、去年の私はちょっと羨ましく見ていた。今年は見られる側に回りたい。説明できないけど、これは欲しかった。
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結局、満点の冷風機はカートに残したまま、カートリッジと携帯扇風機だけ買った。涼しさは少し先送りにして、水と、手元の風から。夏は、まだ始まってもいない。


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